【工事費用はかせ】住宅基礎工事の工程期間・手順

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◆住宅基礎工事の工程期間・手順の解説

◆基礎工事とは?

 基礎工事とは、文字通り住宅・建築物の基礎となる「土台部分」の工事のことです。

 住宅を建築する際の基礎工事の工程は幅広く多様な種類がありますので、初めて住宅建築を行う際には基礎工事費用の内訳書と、工事期間を示す基礎工事工程表を基にどのような作業を行うのかについて確認を行うことになります。

 全ての工事手順や工事内容を把握する事は難しい為、一般的には業者にお任せとなりがちですが、基礎工事は建物の要の部分でもあるため「第三者機関」のチェックも含めて、手抜き工事が行われていないかしっかりとチェックしておきたい工事部分でもあります。

◆基礎工事の手順と流れ

 基礎工事の基本的な手順と工事の流れについて確認してみましょう。

 まず基礎工事の始まりは建物の位置を示す「地縄」から始まります。

 日本では古くから自分の土地の範囲を主張する上で境界に縄を張る習慣がありましたが、現在は地縄張りと言っても縄を使用するケースは少なく、「蛍光の水糸」「ビニールテープ」などで建築物のおおまかな配置を示すのが一般的です。

 地縄張りを行う際は、現場で建築の基準点となるベンチマーク(前面道路のマンホールなどが多い)を決定し、ベンチマークから一定の高さのラインをGL(グランドライン)とします。

 地縄では、立ち合いの際に建物の配置イメージを掴み、隣地との間隔や駐車場の利便性を確認しておく事が大切です。

遣り方の手順と工程

 基礎工事の手順の中で地縄に続いて行われる作業が「遣り方(やりかた)」と呼ばれる作業です。

 遣り方は建築工事に着手する前の段階で、建築図面通りに建物の正確な位置を確認する作業のことで「丁張り(ちょうはり)」とも呼ばれております。

 この遣り方の作業では、建物の配置だけでなく「GL」や水平線の基準を明確に示し、前述した地縄張りの外側約50~100cmの位置に木杭を差し込みGLの上50~60センチラインに平行に貫き板を張り巡らせます。

 遣り方作業を終えると、現場は木杭と貫板で地縄の外側を囲う状態となります。

 遣り方は基礎工事を行う基準を示す意味合いがあるため、正しい基礎工事を行う上で大変重要な工程となります。